はじめに:ステップバー、どう実装するのが正解?
ステップバーを導入したいけど、
「どんな方法があるの?」「自分のサイトにはどれが合うの?」「もっと簡単に設置する方法は?」など、いざ実装しようとすると、分からないことだらけですよね。
この記事では、そんな疑問にえるために、ステップバーの実装方法を比較・整理しながら、“自分に合った選び方”が見つかるようにまとめている選び方ガイドの決定版です。
- 自分に合ったステップバーの実装方法を見つけたい
- 初心者だけど見た目にもこだわりたい
- SWELLなどのテーマを使っていてカスタマイズに挑戦したい
- オリジナルテーマの仕組みを理解して応用力をつけたい
- フォーム導線の最適化を考えている
- まずは簡単に表示させる方法から試したい
- 複数ページにわたる導線の設計に悩んでいる
ステップバーとマルチステップフォームの違いとは?
「もっとわかりやすく、信頼感のあるフォームにしたい」
「入力中の離脱を減らしたい」
そう思ったとき、“ステップバー”を取り入れてみたいと思う方も多いのではないでしょうか。
実際、ステップバーはマルチステップフォームと連動して設置されることが多く、この2つは一緒に語られることが少なくありません。
そこでまずは、それぞれの役割の違いを簡単に整理しておきましょう。
用語 | 意味 | 使われ方・特徴 |
---|---|---|
ステップバー | 「今どの段階か」を視覚的に示すUIパーツ | Step1 → Step2 → Step3 のように表示。入力・確認・完了などの進行状況を示す目印 |
マルチステップフォーム | 1つのフォームを複数画面または複数ステップに分割する構成 | 入力 → 確認 → 送信のように、段階を分けてUX向上・離脱防止・入力負担の軽減を図る |
つまり、ステップバーは「視覚的なガイド」、
マルチステップフォームは「構造としての導線」という違いがあります。
この2つはセットで使うことで相乗効果が生まれ、より使いやすく安心感のあるフォーム導線が実現できます。
比較:あなたに合うステップバーはどれ?
ステップバーの実装方法には、調べると本当にたくさんの選択肢があります。
その中でも今回は、私自身が実際に試してみた2つの方法を取り上げて、比較してみます。
1つめは、投稿ページにHTML+CSSを直接書いて作る「カンタン設置型」。
アナログなやり方ですが、コピペで手軽に導入できるので、「とりあえず見た目だけ整えたい」初心者さんにもおすすめです。
2つめは、テンプレートファイルに組み込み、PHPで動的に制御する「本格カスタマイズ型」。
オリジナルテーマや実務案件にも応用しやすく、保守性や再利用性の面でも優れています。
この記事ではこの2つの実装方法(記事①・記事②)をピックアップし、特徴・使いどころ・おすすめの選び方を比較しながら紹介していきます。
まずはざっくり全体像をチェック!
「まずは見た目だけ整えたい」人から、「本格的に制御したい」人まで、自分に合ったやり方が見つかるはずです。
比較項目 | 記事①:簡単実装(テーマ使用) | 記事②:柔軟制御(PHP使用) |
---|---|---|
対象者 | HTML/CSS初心者 | 中〜上級者・開発者向け |
テーマ | SWELLやCocoonなど汎用テーマ | オリジナルテーマ(独自開発) |
実装難易度 | ★☆☆☆☆(カスタムHTML+CSS) | ★★★★☆(テンプレート+変数) |
保守性・再利用性 | △(ページごとに個別記述) | ◎(共通パーツ化で管理) |
拡張性 | △(装飾中心) | ◎(動的出力・条件分岐可) |
JSの必要性 | 不要 | 不要(PHPのみで制御可能) |
実務向き度 | ○(スピード重視) | ◎(長期運用・複数動線にも強い) |
それぞれの方法をもう少し詳しく!
比較①|投稿ページにHTML+CSSで作る “カンタン設置型”
対象: SWELLなどの既存テーマユーザー(初心者向け)
必要スキル: 最低限のHTMLとCSSの知識
導入方法:
- 投稿ページのカスタムHTMLブロックにステップバーのHTMLを直接入力
- カスタムCSSでスタイルを整える
メリット | デメリット |
---|---|
コピペで実装できる手軽さ テーマの枠を活かして気軽に試せる | ステップ切り替えが手動(ページごとに変更) 再利用や保守性はやや劣る |

比較②|PHPで動的に制御する “本格カスタマイズ型”
対象: オリジナルテーマを使っている人、中〜上級者
必要スキル: PHPテンプレートの基本操作・条件分岐の理解
導入方法:
template-parts/step-bar.php
に共通テンプレートを作成set_query_var()
で現在ステップを渡し、各ページで切り替え制御
メリット | デメリット |
---|---|
保守性・拡張性に優れ、複数ページで共通利用できる 条件分岐により柔軟な表示が可能 | PHPコードの理解が必要 テンプレートの構造理解も求められる |

選び方の目安チャート
「自分にはどっちの方法が合っているの?」と迷った方は、以下のチャートでざっくり判断してみてください。
目的やスキルに応じて、取り組みやすい方法が見えてくるはずです。
あなたの条件 | おすすめの実装方法 |
---|---|
HTMLとCSSは少しわかる/まずは簡単に試したい | 記事①:テーマ使用者向けの簡単実装 |
PHPで共通化・動的に出し分けたい | 記事②:開発者向けの柔軟制御 |
保守性・再利用性を重視したい | 記事②:テンプレートパーツで一元管理 |
LPや一時的な導線に使いたい | 記事①:スピード重視のシンプル実装 |
実務案件でも使える強固な構成にしたい | 記事②:長期運用にも耐える設計 |
どちらか一方に絞る必要はなく、プロトタイプとして記事① → 本格導入で記事②という流れで、段階的にレベルアップしていくのもおすすめです!
フォーム以外でも使える!ステップバー応用アイデア
ステップバーは「今どこにいるか」を示すナビゲーション。
フォーム以外のページにも、導線のある構成なら幅広く応用できます!
使用シーンの例
使用場面 | 例 |
---|---|
サービス申込みページ | Step1:申し込み → Step2:確認 → Step3:完了 |
採用情報ページ | Step1:応募要項 → Step2:エントリー → Step3:面接フロー |
診断コンテンツ | Step1:質問回答 → Step2:集計処理 → Step3:結果表示 |
制作実績ギャラリー | Step1:カテゴリ選択 → Step2:詳細閲覧 → Step3:問い合わせ誘導 |
いずれも「今どこにいるのか」が可視化されることで、ユーザーに安心感を与え、ページ離脱の防止にもつながります。
まとめ:ステップバーは“導線の道しるべ”
- 初心者でもコピペで実装できる方法→ 記事①
- PHPを使って動的に管理する方法→ 記事②
- 導線設計・再利用性・拡張性など、目的に応じて最適な方法を選ぼう
- ステップバーはフォームに限らず、導線のある構成全般に活用可能
- 今後は「ステップバー+マルチステップフォーム」の組み合わせもおすすめ!
ちょっとした工夫で、ユーザー体験はぐっと向上します。
ステップバーをぜひあなたのサイトにも取り入れてみてください!