WordPressを始めたいけど、「WP STUDIO」と「ローカル環境」って何が違うの?
どっちを選べばいいか分からない…という方も多いのではないでしょうか。
実は私自身も最初に「Localは知ってるけど、新しく出てきたWP STUDIOってどう違うんだろう?結局どっちで始めるのがいいの?」と疑問に思ったのがきっかけでした。
そこでこの記事では、それぞれの特徴やメリット、向いている使い方を分かりやすく解説します。
さらに、初心者さんでも迷わず選べるように、目的別のおすすめ基準もまとめました!
WP STUDIOとは?
WordPress公式が提供する、初心者向けのローカル開発アプリ
WP STUDIO(正式名称:Studio by WordPress.com)は、WordPress.comを運営するAutomattic社が開発した、無料のローカル開発環境アプリです。
サーバーの知識がなくても、アプリをインストールするだけで、すぐにWordPressのテストやカスタマイズを始められるのが特長。
従来必要だったPHPやMySQLのセットアップは不要で、内部的にはSQLiteやWebAssemblyを使って軽量・高速に動作します。
また、作成したサイトを7日間限定でクラウド上に公開できる「共有リンク機能」も搭載。
クライアントやチームに「こんな感じで動いてますよ!」とすぐ共有できるのは便利ですよね。
WP STUDIOの特徴まとめ
- アプリのインストールが必要(Mac・Windows 両対応)
- 数ステップでWordPress環境を構築できる
- PHPやMySQLの知識は一切不要
- VS Codeなど外部エディタとの連携OK
- 作成したサイトをWeb上に一時公開(7日間リンク)できる
- 完全オフラインでも作業できるので、外出先でも安心
WP STUDIOのはじめ方(3分で完了)
- WP STUDIO公式サイトにアクセス
- アプリをダウンロード&インストール(Mac/Windows対応)
- アカウント登録(無料)し、アプリにログイン
- 「サイトを追加」をクリックしてプロジェクトを作成
- ファイルマネージャーで自作テーマなどをアップロード
- テーマをアップロードし、WordPress管理画面から有効化すればすぐに確認可能!

私も最初に試したとき「え、もう使えるの?」と拍子抜けするくらい簡単でした(笑)


Local(by Flywheel)とは?
本番に近い構成でじっくり試せる、自由度の高いローカル開発アプリ
Local(by Flywheel)は、WordPressのテーマ開発やカスタマイズを本格的に学びたい人向けのローカル構築ツールです。
私がLocalを触り始めたときは、英語の画面や設定ばかりで「どれを選べばいいの?」と迷ってしまいました。
当時はWordPressもローカル環境も全くの未知状態からだったので、Studioに比べると始めるまでのハードルは高く感じました。
PCにアプリをインストールするだけで、Apache / PHP / MySQL など本番環境に近い構成を自動でセットアップしてくれます。
管理画面から複数のサイトを簡単に作成でき、テーマや functions.php
の編集、データベース操作まで幅広く対応。
「WordPressの内部構造を理解しながら、しっかり検証・開発したい!」という人にぴったりです。
Localの特徴まとめ
- Mac/Windows両対応の無料アプリ
- PHP・MySQLなどの環境を自動構築(Apache/Nginxの切り替えも可能)
- 複数のWordPressサイトを一括管理できる
- テーマやプラグイン開発に最適な自由度
functions.php
やテンプレートの細かい動作も検証しやすい- オフラインでも動作可能
Localのはじめ方(基本ステップ)
- Local公式サイトからアプリをダウンロード(無料)
- アプリを起動し、「新しいサイトを作成」
- サイト名やドメイン名を設定(初心者はデフォルトでOK)
- PHPのバージョンやMySQLの設定を選ぶ(後から変更も可能)
- サイトが生成されたら、管理画面にワンクリックでアクセス!
WordPressファイルも自由に操作できるため、カスタマイズの練習にも最適です。


WP STUDIOとLocalの違いは?
初心者はどっちを選ぶべき?目的別に徹底比較!
ここまで紹介した「WP STUDIO」と「Local」は、どちらもWordPressをローカル環境で動かすためのツールです。
ただし、それぞれ得意なこと・向いている人が少しずつ違います。
「え、結局どっちがいいの?」と迷ってしまう方は、まずは下の比較表をチェックしてみてください。
項目 | WP STUDIO | Local(by Flywheel) |
---|---|---|
導入の手軽さ | ◎ アプリ+数クリックで即スタート | ○ やや設定項目が多いが初心者でも使える |
環境構築 | 自動(内部的にSQLiteやWebAssemblyを使用) | 自動(PHP・MySQL・Apacheなど構成選べる) |
カスタマイズの自由度 | △ functions.php など一部操作に制限あり | ◎ ファイル・コードを自由に編集可能 |
本番環境との近さ | △ 簡易構成(SQLiteベース) | ◎ 本番環境とほぼ同じ(MySQL+Apacheなど) |
複数サイトの管理 | △ 基本は1プロジェクト単位 | ◎ 複数サイトを一括管理可能 |
サイトの共有機能 | ◎ 7日間のクラウド共有リンクを発行可能 | △ 手動でポート公開などの設定が必要 |
オフラインでの使用 | ◎ 完全対応 | ◎ 完全対応 |
外部エディタ連携 | ◎ VS CodeなどOK | ◎ VS CodeなどOK |
学習用途 | ◎ まず動かしてみたい初心者向き | ◎ WordPressの仕組みから学びたい人向け |
対象ユーザー | 超初心者/デザイナー/表示確認したい人向け | 開発者/学習者/テーマ制作に挑戦したい人 |
こんな人にはWP STUDIOがおすすめ
- とにかく早く、簡単にWordPressを動かしてみたい
- サーバーの仕組みや構成はまだよく分からない
- 表示確認やテーマの見た目をサクッとチェックしたい
- 外出先や軽量環境でも手軽に検証したい
- クライアントやチームに一時的にURL共有したい
こんな人にはLocalがおすすめ
- テーマ開発やカスタマイズの練習をしっかりしたい
functions.php
やカスタム投稿などの挙動を細かく検証したい- PHPやMySQLの仕組みも少しずつ理解したい
- 複数のWordPressサイトをローカルで管理したい
- 本番環境に近い構成で動作確認したい
迷ったらこう選ぼう!
優先したいこと | おすすめ環境 |
---|---|
とにかく簡単・すぐ使いたい | ✅ WP STUDIO |
自由にカスタマイズしたい | ✅ Local |
チームや他人に共有したい | ✅ WP STUDIO |
開発や学習に活用したい | ✅ Local |
本番環境に近い構成で確認したい | ✅ Local |



迷ったら『簡単に始めたいか』『本格的に学びたいか』で決めるのもアリです◎
まとめ:どちらから始めてもOK。でも目的に合う環境を選ぼう!
- WP STUDIO は「気軽に始められる簡易環境」として優秀
- Local は「本格的な学習・開発向け」のパワフルなツール
大事なのは、「どっちが優れているか」よりも「自分が何をしたいか」です。
私自身も、最初はLocalだけで進めていましたが、Studioが登場したことで「どっちが合うのかな?」と考えるようになりました。
整理してみると、手軽さならStudio、学びの深さならLocalと、それぞれの良さがはっきり見えてきました。
- WP STUDIOでWordPressに触れてみる
- 慣れてきたらLocalで本格的な開発練習
- 最後はレンタルサーバーに移行して本番サイトを公開
どちらから始めても大丈夫。目的に応じて選んで、まずはここからやってみましょう!