今回の記事では、Localアプリがインストール済みの状態を前提に、ローカル環境にWordPressをインストールと初期設定を完了させる手順を解説します。これにより、WEBサイトを構築するための準備が整います。
※なお、Localアプリのインストールは既に完了している状態からの解説になります。
- Localアプリを使用したローカル環境の構築方法
- WordPress最低限の初期設定
- WordPress管理画面の実施しておくべき設定
- トラブルシューティングのヒント
ローカル環境にWordPressをインストールする手順
ここでは、Localを使用してローカル環境にWordPressをインストールする手順を詳しく解説します。
このステップを完了させることで、WordPressのテスト環境が整います。

右下のをクリックしてサイトを作成する準備をします ボタン

「Create a new site」を選択 →次へ

サイト名の設定
サイト名は任意となります。今回はテストでサイトを作成するので「Test site」としていますが、ご自身で決めたサイト名があればそちらを入力してください。

「Preferred」 →次へ
Preferrd:推奨設定
Custom:詳細をカスタム設定したい場合はこちらを選択

ユーザー名とパスワード設定 →メモをとる →次へ
こちらではWordPressの管理画面にログインする際に使用するユーザー名とパスワードの設定をします。
任意のものを設定していただいてOK
セキュリティ対策のため8文字以上の半角英数字と記号を入れてください。
localではパスワードの再設定ができないので必ず「ユーザー名」と「パスワード」はメモしておいてください!


localにサイトをインストールする設定はここまでです。
この時に警告が出る場合は「はい」を選択して次に進んでください。Macの場合は、パスワード入力を求められる場合があるので、指示に従って進めてください。
補足:サイトの画面に表示されるPHPバージョンは、なるべく本番環境と合わせておきましょう!

WordPressの初期設定
インストールが完了したら、次はWordPress管理画面の初期設定を行います。今回は必要最低限の項目について解説します。これにより、Webサイトを構築するための基本的な準備が整います。
localアプリの右上にあるWP Adminボタンをクリック

①言語設定
初期の状態では言語が英語になっているので、日本語に設定に変更する。

Settings→Site Language→日本語を選択→変更を保存

②タイムゾーン設定
「UTC+9」が日本時間になるのでこちらに設定しておきましょう。

言語とタイムゾーンの設定まで終えたら「Save Changes」で保存をして日本語になっているか確認してみましょう。

ここまでで必要最低限の設定を行うことができましたが、以下の項目も設定しておくことをおすすめします。
- 言語設定:日本語を選択
- タイムゾーン設定:自分の地域に合ったタイムゾーンを選択
- 日付と時刻の形式:表示形式を選択して設定(お好みの形式でOK)
- サイトタイトル:サイト名を入力
- キャッチフレーズ:サイトの簡単な説明を入力
- メールアドレス:管理者用のメールアドレスを設定
WordPressの管理画面の実施しておくべき設定
ここでは初期設定と併せて管理画面のベースとなる設定方法をご紹介。
- 不要なページの削除
- 【設定】> 【一般】の設定
- 【設定】> 【表示設定】
- 【設定】> 【ディスカッション】の設定
- 【設定】> 【パーマリンク】の設定
- ユーザーの設定
ダッシュボードの「投稿」や「固定ページ」に初期で入っている不要ページの削除
投稿サンプルページ:HelloWorld
固定ページ:Sample Page(privacy policyは使う場合は残していてOKです。)
以下、「投稿」のHelloWorldの削除を例で紹介しますが、固定ページも同様の手順です。
投稿 > タイトルにカーソルを合わせると「ゴミ箱へ移動」が表示されるので、ゴミ箱に移動をクリック

次に、ゴミ箱 > 「完全に削除する」を選択し、2段階の工程で不要ページの削除を行います。


ダッシュボード>設定>一般
一般設定では、サイトのタイトル、キャッチフレーズを設定します。
入力後、必ず変更を保存で入力情報の保存を忘れずにしてください。


ダッシュボード>設定>表示設定
フォイードの各投稿に含める内容:抜粋にチェックを入れる

抜粋を選択する理由:
抜粋を設定することで、記事の短い説明が表示されます。これにより、訪問者が内容を理解しやすくなります。
検索エンジンでの表示:
検索エンジンによるインデックスを許可する」を選ぶと、Googleなどの検索エンジンがあなたのサイトを見つけて、検索結果に表示してくれます。これにより、より多くの人にサイトを見てもらえるようになります。
※今回ローカル環境ですのでOFFのままでも問題ありませんが、本番環境の際は必要に応じてチェックを入れてください。

ダッシュボード>設定>ディスカッション
デフォルトの投稿設定:すべてチェックを外す →変更を保存
スパムコメントや不要な通知(ピンバック・トラックバック)を防止するため、これらのチェックは外しておくことをおすすめします。

コメントを許可するタイプのサイトの場合は必要に応じてONの設定をしてください。

ダッシュボード>設定>パーマリンク
下記の「おすすめのパーマリンクの設定」を参考にご自身に合った設定をしてください。
チェック後は、必ず変更を保存を忘れずに保存してください。

1.投稿名を含む設定 (/%postname%/
)
- おすすめな人:ブログやニュースサイトを運営し、コンテンツが頻繁に更新される人。
- 理由:記事のタイトルがURLに含まれるため、内容がわかりやすく、SEO効果も高いです。
2.カスタム構造 (/%category%/%postname%/
)
- おすすめな人:複数のカテゴリーを持つサイトを運営している人。
- 理由:カテゴリー名がURLに含まれることで、訪問者がどのジャンルの記事かを一目で理解しやすくなります。
補足:IDを含む設定 (/%post_id%/
)
おすすめな人:文字化けのリスクを避けたい、SEOやユーザビリティを重視しないシンプルなサイトを運営する人。
理由:URLが数字のIDになるため、文字化けのリスクが少なくなります。また、特定の投稿を直接参照しやすいですが、内容がわかりにくくなるため、SEO効果は低くなります。
ダッシュボード>ユーザー>ユーザー名をクリック

「プロフィール」ページに遷移します。
ユーザー名クリックで
ルールバーの右上にユーザー名が表示されていますが、ユーザー名は管理者やログイン情報に使われるため、公開するとセキュリティリスクが高まります。
ニックネームを変更することで、ユーザー名を隠すことができます。
少し下の方にスクロールし、以下の項目の設定を変更します。
ニックネーム:任意のテキストに変更(ここでは「サイト管理者」とします。)
ブログ上の表示名:選択欄から「任意のテキスト(サイトの管理者)」を選択します。
変更が終えたら忘れずにプロフィールを更新をクリックして保存ください。

サイト上で表示される名前を任意のテキストに変更することで、セキュリティを向上させつつ、ブログやサイトのテーマに合った名前を表示できるようになります。

トラブルシューティングのヒント
WordPressにログインできない時の対処法
LocalのWP AdminからWordPressログインを試みた際、「ユーザー名」と「パスワード」が正しいにもかかわらずログインできない場合、以下のエラーが表示されることがあります。

チェックポイント:「One-click admin」が「On」に設定されているか確認してください。

この記事で紹介した手順を実践することで、WordPressの基本的な環境が整いました。
次は、テーマの選択やプラグインのインストールに進んで、サイトをさらにカスタマイズしてみましょう。
また、トラブルシューティングに関しては、別の問題が発生した場合に随時更新していく予定ですので、ぜひご確認ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!