「なんか惜しい…」と感じる自分のデザインに、モヤモヤしていませんか?
デザインを学び始めた頃、私がよく感じていたのは「なんだか垢抜けない」「どこか素人っぽい」という“モヤモヤ”でした。
バナーを作っても、SNSの投稿を整えても、「うーん、悪くはないけどパッとしない…」という出来栄えに。自分なりに頑張っているつもりでも、センスのある人の作品と見比べると、どうしても差を感じてしまう。そんな日々が続いていました。
でも、あるとき気づいたんです。
センスは、特別な才能じゃなくて「気づく目」を育てることから始まる。
この記事では、そんな私が日々実践している「センスを鍛えるための5つの筋トレ習慣」をご紹介します。
どれも今日からすぐにできる方法ばかりなので、「垢抜けない…」と悩む方のヒントになればうれしいです!
習慣①:「なんか好き」を“言語化”してストックする
私はよく、Pinterest・Canvaのテンプレート・TikTokのデザイン添削系動画を眺めています。以前は「わ〜素敵」「センスいいな~」と見て終わっていましたが、最近は“なんで好き?”を言葉にするようにしています。
- 白が多くてスッキリ見える
- 文字の間隔が気持ちいい
- カラーの組み合わせに清潔感がある
こんなふうに「なんかいいな」と思った理由を一言でメモするだけで、自分の“好みの傾向”が見えてくるようになりました。
センスは「真似」より先に、「気づく力」から始まる。
この“感覚の言語化”を習慣にしてから、デザインを見る目が少しずつ育ってきたと感じています。くこと」から始まるんだと思います。
習慣②:昔の「微妙なデザイン」は、宝の山
正直に言うと、昔の自作バナーやアイキャッチ画像を見るのって、ちょっと恥ずかしいです。けれど最近は、あえて見返して分析するようにしています。
- 色がなんだか浮いてる?
- フォントの印象がチグハグ?
- 余白のバランスが悪い?
すると、「次はこうしてみよう」と具体的な改善点が見えてくるんです。
失敗作品も立派な筋トレ記録!
自分で“何がダメだったか”を気づけたとき、センスってちょっと育った気がする。
失敗したデザインも、“筋トレ記録”として大事な材料です。
“気づき”を残しておくことで、数週間後に同じミスを避けられるようになりました。
習慣③:微調整パターンを並べて「しっくり感」を育てる
これ、私が最近やっと取り入れた方法です。
1つのデザインを作ったあとに、微妙に違うパターンを3つほど作って並べてみるようにしています。
- 色を1トーンだけ変えたパターン
- 余白を少し広げたパターン
- フォントサイズを2pt変えたパターン
「大差ない」と思っても、並べて見ると印象が全然違うことが多いです。自分が“心地よい”と感じる方を選ぶことで、感覚のチューニングができるようになります。
自分がどっちを「心地いい」と感じるかを選ぶことで、
感覚の“ズレ”がだんだん調整されていく感じがします。
習慣④:「なんか素人っぽい…」を防ぐチェックリストを作る
私がデザインを見直すときによく使っているのが、自分用の「違和感チェックリスト」です。
- フォント、3種類以上使ってない?
- 余白、ギリギリすぎない?
- 色、多すぎてごちゃついてない?
- 整列、ちゃんと揃ってる?
- 視線の流れ、スムーズ?(左→右・上→下の流れを邪魔してない?)
こういう“自分チェック項目”があるだけで、見直すときの迷いがぐっと減ります。
慣れてきたら、自分専用の「違和感チェックリスト」を作っておくと、ぐっと整えやすくなります。
チェック項目 | 自分のチェックポイントは? |
---|---|
フォントの数 | 3種類以上使っていないか? |
余白のバランス | 詰まりすぎ/空きすぎになってない? |
色の組み合わせ | 色数が多すぎてごちゃついてないか? |
整列/視線誘導 | 視線の流れが自然に動く構成か? |
「プロっぽさ」は、細部の違和感に気づけるかどうか。
初心者ほどこの“チェックの癖”をつけると、デザインの仕上がりがグッと整います。
習慣⑤:解説動画は「真似→言語化」までがセット
TikTokやYouTubeでよく見かける「デザイン添削動画」。
ただ見て終わるのではなく、実際に真似してみて→なぜ良くなったかを自分の言葉で説明するようにしています。
- 「白を背景にしたらスッキリした」
- 「余白を増やすと読みやすくなった」
- 「フォントを統一したらプロっぽくなった」
…こんなふうに言語化するだけで、自分の感覚にしっかり落とし込まれるんです。
私が実践して効果があったテクニック
私が実際にTikTokで見て「なるほど!」と思ったのが、文字の間隔や行間の整え方。
紹介されていた方法は:
文字間や行間の“均等感”をチェックするとき、文字の間に●(丸)を置いて距離を測る
というテクニックでした。
これは微妙なズレを直感的にチェックできて、プロっぽい整い感が出るようになりました。
こういうちょっとしたテクニックも、「なるほど」「今度使ってみよう」と思えるものを積み重ねていくと、確実に自分の引き出しが増えていきます。
センスを育てるのは、「完璧」じゃなく「気づきの積み重ね」
デザインのセンスは、いきなり磨かれるものではありません。
私もいまだに「なんか惜しいな…」と思うことばかりです。
でも、これらの“センス筋トレ”を続けるうちに、確実に「違和感に気づく目」が育ってきたのを感じています。
垢抜けない…と嘆く前に、気づきを1つでも多く。

「これ、自分でもちょっと好きかも」──
そう思える作品に出会う日まで、焦らず地道に続けていきましょう!
おすすめの書籍・サイト紹介
書籍
- 『素人っぽく見えないデザインのコツを教えてください!』
→ 初心者がつまづきやすいポイントを“ビフォーアフター形式”で解説。愛読書です!
参考になるサイト一覧(デザインの“好き”を集める場所)
- バナーライブラリー:トレンドがつかみやすい
- バナー広場:→Canva系バナーと相性◎
- SANKOU!:LP全体の設計に役立つ
- MUUUUU.ORG:配色・トーンの参考に最適
- LPアーカイブ:構成・余白の勉強にぴったり
まとめ:この記事でできるようになったこと
今も、自分のデザインを見て「野暮ったいなあ」と感じることばかりです。
でも、少しずつでも“気づく視点”が増えてきたことは、自分の中で確かな変化でした。
デザインのセンスって、
特別な才能じゃなくて「視点の積み重ね」なのかもしれません。
まだまだ私は成長の途中だけど、
少しずつでも“違和感に気づく目”を育てていけば、
いつか「これ、自分でも好きかも」と思える日がくると信じて、今日も筋トレ中です!
この記事では、以下の5つの習慣を紹介しました:
- 好きなデザインを言語化してストックする
- 過去の作品を見返して失敗を分析する
- 微調整パターンを並べて感覚を育てる
- 違和感チェックリストを使って整える
- 解説動画を真似して言語化する
これらを続けていくことで、特別な才能がなくても“気づける目”を育てることができます。
あなたの「センスがないかも…」という不安も、今日からの習慣で少しずつ変わっていくはずです!